ちょっとチャットchat

私、父の仕事関係で、ご幼少（？）の頃、３年間静岡市に住んでおりました。４月から息子が静岡市に転勤となり、息子の働く町と４５年前のかすかな記憶に残る町をたずねてみたくて、車で東名を走り行ってきました。左右に広がる綺麗な緑の茶畑を見、新茶の香りと和菓子を想像しながら・・・ちょっとワクワク。息子は仕事でしたから、昼食だけを一緒にとり、地図を片手にＹ小学校を探します。Ｙ小学校は、私が１年生の冬休みに、漏電で火事になり建て替えられました。夜の火事で空が真っ赤になり、不謹慎にも火の粉がきれいで感激したのを覚えてます。私が２年生になったら名古屋に転校することに決まっていたのですが、当分授業は出来ないので、急遽３学期に転校することが決まりました。焼け跡の前でクラスの皆が集まってくれて、担任の丸いメガネをかけたＳ先生が写真をとってくれました。Ｓ幼稚園の先生も駅まで送りに来てくれて、淋しかったのを覚えてます。
懐かしいあの光景がチラチラ浮かびます。・・・が、しかし４５年は長かった。小学校はわかったけど、周りにある道が、細い・・・え～道が細くなるなんて事はないから・・・私がちっちゃかったんだ。
全然景色が違う、あの広場は？あの社宅は？お豆腐やさんは？な～んにも分からず、町名だけをたよりに、一方通行の道を行ったり来たり。きっとご近所さんは、他県ナンバーの不振車両と思ったことだと思います。
みゆきちゃんって子が近所にいたような・・・セピア色の記憶の中の女の子は、おかっぱ頭のワカメちゃん。皆どうしているのかな？今では波平さん、ふねさんの一歩手前・・・私のことなどきっと覚えてないだろうな。
その後、日本平ホテルで「華麗なる一族」気分を満喫し、美味しいイチゴタルトを食べ、ジャムようの苺を久能山で買いました。帰って来たら玄関横にタケノコが置いてありました。今、私が住んでいるのは、この町なんだってちょっと不思議な気分の１日でした。